乳房インプラントによる再建乳房の形態改善のための脂肪移植
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- 白石 知大
- 杏林大学医学部形成外科
書誌事項
- タイトル別名
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- Fat Grafting for Aesthetic Improvement of Breast Reconstruction Using Implants
説明
<p>乳房再建において,乳房インプラントのみでは形態の対称性が得られにくい場合があり,その改善策として脂肪移植の併用が有効である。特に,乳房インプラントの輪郭の不整,リップリング,上胸部や腋窩部の陥凹などの問題に対して有効である。また,われわれの過去の報告では,脂肪移植の併用は,乳房インプラント再建群と自家組織再建群の中間的な満足度を示し,整容性向上に寄与することが示唆された。これらの手技は簡便であり,脂肪移植初心者にも適している。長期的には乳房インプラントから自家組織再建への移行の可能性を考慮し,脂肪採取部位の選択についても検討が必要である。</p>
収録刊行物
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- Oncoplastic Breast Surgery
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Oncoplastic Breast Surgery 10 (1), 19-23, 2025
一般社団法人 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390022222475712384
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- ISSN
- 24324647
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可