湿式炭酸化処理したセメント系スラリーのコンクリート用混和材としての適用性とCO<sub>2</sub>削減効果に関する検討

  • 早川 隆之
    太平洋セメント株式会社 中央研究所(〒285-8655 千葉県佐倉市大作2-4-2)
  • 黒川 大亮
    太平洋セメント株式会社 中央研究所(〒285-8655 千葉県佐倉市大作2-4-2)
  • 七尾 舞
    太平洋セメント株式会社 中央研究所(〒285-8655 千葉県佐倉市大作2-4-2)
  • 野口 貴文
    東京大学 大学院工学系研究科(〒113-8656 東京都文京区本郷7-3-1)

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY ON APPLICABILITY OF WET-CARBONATED CEMENTITIOUS SLURRY AS AN ADMIXTURE FOR CONCRETE AND ITS EFFECT ON CO<sub>2</sub> REDUCTION

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説明

<p>湿式炭酸化によりCO2を固定化した炭酸化スラリーをその固形物換算においてセメントに置換し、コンクリート用混和材としての適用性を評価した。圧縮強度は、置換率10~20wt%の範囲では、無混合の場合と同等で石灰石微粉末や軽質炭酸カルシウムを同量置換した場合より高い値を示した。炭酸化効率、CO2固定量、強度発現性の観点では、炭酸化スラリーのpHは8.0程度が適正と考えられた。コンクリート(単位セメント量:438kg/m3、炭酸化スラリー固形物置換率:20%)のCO2削減効果は、セメントよりも廃棄物であるスラッジを基材とした炭酸化スラリーを混合する方が2倍以上大きいことが分かった。</p>

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