ハルシネーションと記号接地問題 : これからの生成AIの教育利活用に向けて

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本稿では、2023年から2024年にかけての生成AIの進化を踏まえ、生成AIにおけるハルシネーション(幻覚) と記号接地問題 (Symbol Grounding Problem) について2024年12月現在の状況を確認した。ハルシネーションに関しては、これまで報告されてきたハルシネーションの問題がテキスト生成においては基本的に解決していることが確認された。他方、日本語処理の問題に起因する数学的問題への誤答や画像生成における画像内の不適切な文字の生成といった問題が生じていることも確認された。記号接地問題については、AI が記号接地できない例として示されていたハルシネーション例が日本語処理による問題であったこと等から、子どもの学習の問題に当てはめることについては慎重な態度が求められることが示された。

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