大阪における戦争孤児・浮浪児の収容と児童養護施設の戦後史

書誌事項

タイトル別名
  • A History of Welfare and Education Facilities for War Orphans and Street Children in Postwar Osaka
  • ―大阪府立白鳥学園・大阪府立白鳥中学校を中心に―
  • ―Focused on the Osaka Prefectural Shiratori Gakuen and Shiratori Junior High School―

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説明

戦後直後,戦争孤児や浮浪児が急激に増加した。1946年9月,国は厚生省次官通達「主要地方都市浮浪児等保護要綱」を出し,主要な都市に対して保護収容所の設置などを促した。それを受けて,大阪府は浮浪児対策として収容・養護施設を設置し,浮浪児を収容していった。本稿は,浮浪児収容・養護施設の一つであった大阪府立白鳥学園について,学園の概要を明らかにするとともに,そこに付設された大阪府立白鳥中学校の実態を歴史的に明らかにした。あわせて,白鳥学園の映像を分析し,白鳥学園での在園児童の生活と教育の実際の一端を明らかにした。そこには,戦後直後における児童福祉と学校教育の制度整備の進展の中での混乱が反映する歴史がありながらも,貴重な児童福祉と教育の内容があった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390022465585992064
  • DOI
    10.20689/taiseikiyou.27.0_21
  • ISSN
    24238945
    13490966
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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