原発性自然気胸に対するネオベールシートとインターシードによる単孔式胸腔鏡下デュアル胸膜カバーリング術の成績
書誌事項
- タイトル別名
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- Dual pleural covering of NEOVEIL<sup>®</sup> sheet and INTERCEED<sup>®</sup> for primary spontaneous pneumothorax
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説明
<p>原発性自然気胸の術後再発予防として,肺囊胞処理後のポリグリコール酸シートと酸化再生セルロースメッシュを用いたデュアル胸膜カバーリング術の有効性が報告されている.2023年6~9月に原発性自然気胸に対し,ポリグリコール酸のネオベールシートⓇと酸化再生セルロースのインターシードⓇを用いたデュアル胸膜カバーリング術施行の12例を対象とし後方視的に検証した.周術期にClavien-Dindo分類Grade IIIa以上の合併症を認めず,全例で術翌日に胸腔ドレーンを抜去した.観察期間中央値13(11-14)ヵ月で,術後1年の術側気胸再発率は8.4%であった.術側の気胸頻度は,術前後で1.2±1.4回/月から0.0063±0.021回/月に有意に低下した(p=0.012).ネオベールシートⓇとインターシードⓇを用いたデュアル胸膜カバーリング術は有意な合併症無く,気胸発症頻度を低下する.</p>
収録刊行物
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- 日本呼吸器外科学会雑誌
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日本呼吸器外科学会雑誌 39 (4), 306-313, 2025-05-15
日本呼吸器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390022708934962304
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- ISSN
- 18814158
- 09190945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可