胸椎後縦靭帯骨化症におけるShape Factorを用いた術後の機能予後予測
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説明
<p>後縦靭帯骨化症(OPLL)は脊椎の後縦靭帯が骨化し,脊髄を圧迫することで脊髄障害を生じる疾患である.胸椎OPLLにおける手術成績の予測因子として,脊髄の形状を数値化したShape Factorが有用かどうか検討した.2013年から2021年まで胸椎OPLLに対して後方除圧固定術を施行した患者32例を対象にカルテデータを用いた後ろ向き研究を行った.手術時平均年齢は56歳であった.男性は7名,女性は25名であった.対象患者全体の平均術前JOA scoreが5.5点,術後JOA scoreが8点,JOA scoreの改善率は47%,Shape Factorの平均値は0.5113であった.胸椎OPLLにおける脊髄のShape Factorは術後JOA scoreやJOA scoreの改善率と関連することが分かった.Shape Factorは胸椎後縦靭帯骨化症における術後の機能予後予測に有用である.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 74 (2), 287-289, 2025-03-25
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390022853124274688
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可