産後ケアにおける助産師と保健師の連携に関する経験

書誌事項

タイトル別名
  • Experiences regarding collaborations between midwives and public health nurses in providing postnatal care
公開日
2025
DOI
  • 10.3418/jjam.jjam-2025-0006
公開者
一般社団法人 日本助産学会

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説明

<p>目 的</p><p>本研究の目的は,産後ケアにおける助産師と保健師の連携に関する経験を明らかにすることである。</p><p>方 法</p><p>対象は臨地経験3年以上で,産後ケア事業において標準ケアに1年以上関与あるいは実施している助産師と保健師とした。産後ケアの開始から終了まで各々の連携に関する経験について半構造化面接を行い,質的記述的分析をした。</p><p>結 果</p><p>対象者は助産師5人・保健師3人であった。産後ケアにおける助産師と保健師の連携に関する経験は,両者が産後ケア開始前から,[助産師と保健師が顔の見える関係をつくる]ことで良い連携ができると考えており,母親としての自律を目標に,[母親との信頼関係をつくる]ことを考えていた。産後ケア実施中は,[専門性を活かして個別性のある授乳ケアや個別指導を行う]助産師と,[専門的な知識と判断から,産後ケア後の母親にあった社会資源につなげる]保健師が,それぞれの専門性を活かした支援を行い母子の生命を守るために協働していることが明らかになった。しかし,産後ケア終了後の継続支援では,[産後ケア後の母親を継続支援するために保健師からのフィードバックを希望する]助産師と,[産後ケア事業後の母親は保健師が地域で支援する]という保健師の思いにすれ違いが生じていた。</p><p>結 論</p><p>両者は,産後ケア開始前から産後ケア終了後まで連携の経験は共通しており,協働していた。しかし,産後ケア終了後の支援に関する両者の思いには,専門性によるすれ違いがあった。地域における母子家族の健康のための継続支援として,互いの専門性・役割をより一層尊重し,連続的な協力関係を展開していく必要があると示唆された。</p>

収録刊行物

  • 日本助産学会誌

    日本助産学会誌 39 (2), 311-324, 2025

    一般社団法人 日本助産学会

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