中枢性睡眠時無呼吸を合併した心不全に対しadaptive servo ventilationが著効した1例
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- 伊藤 歩
- 名古屋第二赤十字病院循環器センター 循環器内科
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- 七里 守
- 名古屋第二赤十字病院循環器センター 循環器内科
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- 江口 駿介
- 名古屋第二赤十字病院循環器センター 循環器内科
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- 安藤 萌名美
- 名古屋第二赤十字病院循環器センター 循環器内科
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- 竹中 真規
- 名古屋第二赤十字病院循環器センター 循環器内科
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- 前田 眞勇輔
- 名古屋第二赤十字病院循環器センター 循環器内科
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- 任 隆光
- 名古屋第二赤十字病院循環器センター 循環器内科
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- 鈴木 博彦
- 名古屋第二赤十字病院循環器センター 循環器内科
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- 神谷 宏樹
- 名古屋第二赤十字病院循環器センター 循環器内科
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- 吉田 幸彦
- 名古屋第二赤十字病院循環器センター 循環器内科
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- 平山 治雄
- 名古屋第二赤十字病院循環器センター 循環器内科
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- 室原 豊明
- 名古屋大学 循環器内科
書誌事項
- タイトル別名
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- A case report of successful treatment of heart failure cause with central sleep apnea using adaptive servo ventilation
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抄録
慢性心不全では睡眠呼吸障害を高率に合併することが知られている. 特にチェーン-ストークス呼吸を伴う中枢性睡眠時無呼吸の割合が多く, 予後不良因子とされている. 一方, 睡眠呼吸障害に対し治療介入することで, 左室駆出率や生命予後の改善が期待できるとの報告がある. 具体的な治療法として, 閉塞性睡眠時無呼吸においては持続陽圧呼吸療法 (Continuous Positive Airway Pressure ; CPAP) の有用性が確立されている. しかし, 中枢性睡眠時無呼吸にはnon-responderが存在し, CPAPの有用性については議論がある. 中枢性睡眠時無呼吸の治療において, 新しいデバイスとしてadaptive servo ventilation (ASV) に注目が集まっている. 症例は体重増加, 労作時呼吸困難を主訴に来院した74歳, 男性. 外来にて利尿薬等による内服管理をしていたが, 経胸壁心臓超音波検査にて推定収縮期右室圧の上昇を認めた. さらにSwan-Gantzカテーテル検査では, 左心不全を認めるとともに, 右房圧・右室圧の上昇を認めた. 原因精査のため終夜ポリソムノグラフィを施行したところ, チェーン-ストークス呼吸を伴う中枢性睡眠時無呼吸を認めた. CPAPにて治療を開始したが, 十分な治療効果が得られず, ASVに変更し継続したところ, 無呼吸イベントの抑制とともに左室駆出率は上昇し, 右房圧・右室圧・肺動脈楔入圧はいずれも低下した. ASVはチェーン-ストークス呼吸を伴う中枢性睡眠時無呼吸を合併した心不全において有効な非薬物治療法と考えられた.
収録刊行物
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- 心臓
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心臓 47 (6), 724-730, 2015
公益財団法人 日本心臓財団
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679024815744
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- NII論文ID
- 130005157064
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- ISSN
- 21863016
- 05864488
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可