うっ血性心不全での入院を契機に診断された約30年間無加療で経過した中枢性尿崩症の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A case of central diabetes insipidus which wasn’t treated during about 30 years which was diagnosed when hospitalization by congestion heart failure
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抄録
<p> 症例は40歳代女性.2013年5月頃より労作時の呼吸困難を自覚していたが,徐々に増悪し夜間の起坐呼吸も出現したため6月に当院外来を受診した.胸部X線では心拡大と肺うっ血を認め,心エコーでは軽度の左室肥大とびまん性の壁運動低下を認めた.入院の上,カルペリチド等の投与を行ったが入院後14時間で約12 Lの多尿があり,Na 155 mEq/Lと上昇を認めたため飲水制限を解除,カルペリチドも中止した.問診によると中学生頃から1日10 L以上の多飲があり尿崩症が疑われた.高浸透圧血症時に尿浸透圧の低下を認め,血清ADHは測定感度以下と低値であった.頭部MRIにて後葉高信号の消失が認められ中枢性尿崩症と診断した.デスモプレシンの点鼻投与を開始後,尿量・飲水量ともに著明に改善し,口渇や夜間尿などもほぼ消失,心不全症状も改善したため退院された.</p>
収録刊行物
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- 心臓
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心臓 48 (12), 1407-1413, 2016
公益財団法人 日本心臓財団
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679025662848
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- NII論文ID
- 130006249129
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- ISSN
- 21863016
- 05864488
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可