慢性心不全患者の重症度に応じたQOLと心機能との関連
書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship between quality of life and cardiovascular function according to severity stage in patients with chronic heart failure
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説明
本研究は,ACC/AHA心不全治療ガイドライン2005の4ステージ間(ステージA~D群間)のQOL(quality of life)を健康関連QOL測定のための包括尺度であるMOS 36-Item Short-Form Health Survey SF36 v2(SF-36)を用いて評価し比較すること,各ステージのQOLと心機能マーカー(LVEF,BNP,CTR)との関連を明らかにすることを研究目的とした.今回,循環器疾患患者958名(回収率72.9%)を対象に以下の結果を得た.ACC/AHA心不全治療ガイドラインに基づいたQOLは,ステージBよりステージD群でQOLが著明に低値であること,さらに,ステージA・B群のQOLは心機能マーカーに強く影響されているが,ステージC・D群のQOLは,心機能マーカーとの関連は弱いことが認められた.
収録刊行物
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- 心臓
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心臓 42 (6), 754-761, 2010
公益財団法人 日本心臓財団
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679027079168
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- NII論文ID
- 130002147110
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- ISSN
- 21863016
- 05864488
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可