心房細動に対して270°カーブのアブレーションカテーテルを用いた左心房内連続焼灼の試み
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- 高澤 洋介
- 東邦大学医療センター大橋病院循環器内科
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- 野呂 眞人
- 東邦大学医療センター大橋病院循環器内科
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- 正井 博文
- 東邦大学医療センター大橋病院循環器内科
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- 伊藤 尚志
- 東邦大学医療センター大橋病院循環器内科
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- 榎本 善成
- 東邦大学医療センター大橋病院循環器内科
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- 久次米 真吾
- 東邦大学医療センター大橋病院循環器内科
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- 森山 明義
- 東邦大学医療センター大橋病院循環器内科
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- 沼田 綾香
- 東邦大学医療センター大橋病院循環器内科
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- 熊谷 賢太
- 東邦大学医療センター大橋病院循環器内科
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- 中江 武志
- 東邦大学医療センター大橋病院循環器内科
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- 酒井 毅
- 済生会横浜市東部病院循環器内科
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- 手塚 尚紀
- 東邦大学医療センター大橋病院循環器内科
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- 坂田 隆夫
- 東邦大学医療センター大橋病院循環器内科
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- 杉 薫
- 東邦大学医療センター大橋病院循環器内科
書誌事項
- タイトル別名
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- Trial of successive catheter ablation for the inside of left atrium by ablation catheter with 270°curve
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説明
心房細動に対する高周波カテーテルアブレーション (radiofrequency catheter ablation ; RF) はトリガーとしての肺静脈 (pulmonary vein ; PV) の隔離と, 左心房内 (left atrium ; LA) 基質に対するRFの両者が施行されることが多い. しかし, 基質に対するRFに関しては, 確定された方法はない. 今回, 新しく開発された日本ライフライン社製の270° (8DF) のカーブを有するRFカテーテル (8DF) を用い, 基質に対するRFとして, LA内の連続焼灼を試みた. 心房中隔穿刺法によりアブレーションカテーテルをLA内に挿入し, カテーテルの先端を左上PVの入口部上壁 (ルーフ) に留置し, LAのルーフ, 右PVの前面の心房中隔, 僧帽弁の後壁, 狭部, 左PVの後方と, LA内を一周するようにカテーテルを操作した. シースは固定したまま, カテーテルを引きながら, LA内を一周, 連続焼灼した. その後, 20極のカテーテルをおのおののPVに挿入し, PVの隔離を行った. このライン上で, 心房中隔, 僧帽弁の狭部, 左上PVと左下PVの間にフラグメントした電位が多く認められた. カテーテルは固定が良く, 変位することがなく, この方法によりLA内の連続焼灼が可能であると考えられた.
収録刊行物
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- 心臓
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心臓 41 (SUPPL.4), S4_109-S4_114, 2009
公益財団法人 日本心臓財団
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679027582208
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- NII論文ID
- 130004730722
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- ISSN
- 21863016
- 05864488
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可