酢酸‐酢酸ナトリウム緩衝液とメチルオレンジを用いる循環式フローインジェクション法による強酸・強塩基の定量
書誌事項
- タイトル別名
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- Closed-loop flow-injection analysis for the determination of a strong acid and base using an acetate buffer solution and Methyl Orange.
- 酢酸-酢酸ナトリウム緩衝液とメチルオレンジを用いる循環式フローインジェクション法による強酸・強塩基の定量
- サクサン サクサン ナトリウム カンショウエキ ト メチルオレンジ オ モチイル ジュンカンシキ フローインジェクションホウ ニ ヨル キョウサン キョウ エンキ ノ テイリョウ
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説明
ゼロエミッションを志向した分析法の開発の一環として,使用した試薬溶液を再度繰り返し利用できる,強酸,強塩基を定量する循環式フローインジェクションシステムを構築した。メチルオレンジ(MO)(1.5×10-4M)を含む酢酸-酢酸ナトリウム緩衝液(濃度0.01,0.1あるいは1M,容積100ml)をポンプでサンプルインジェクター,フローセルを通して循環させた。注入された試料(2μl)は,中和反応によりMOを変色(530nmの吸光度を検出記録)させるが,すぐに拡散,緩衝され試薬だめに戻る。検量線は,緩衝液の濃度の50倍の濃度まで酸·塩基とも直線となった。また,緩衝液濃度の10倍の濃度の試料を用いて,連続試料注入回数について調べたところ,ベースラインが徐々に増大するのでなんらかの補正が必要だが,500回程度の連続定量は可能なことが分かった。
収録刊行物
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- 分析化学
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分析化学 49 (2), 121-124, 2000
公益社団法人 日本分析化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679027882752
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- NII論文ID
- 110002905827
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- NII書誌ID
- AN00222633
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD3cXhsFSiu7g%3D
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- NDL書誌ID
- 5165665
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- ISSN
- 05251931
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可