書誌事項
- タイトル別名
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- Reduction of nitrate to nitrite with cadmium metal
- キンゾク カドミウム ニ ヨル ショウサン イオン ノ アショウサン イオン エ ノ カンゲン
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抄録
銅・カドミウムカラムによって硝酸イオンを亜硝酸イオンに還元した後,ナフチルエチレンジアミン吸光光度法を適用する方法は,環境水中の全窒素や硝酸イオンの定量に広く用いられ,その還元条件の検討も既に多数報告されている.しかし,カドミウムにコーティングした銅の役割についてはいまだ明らかでない.本研究では,銅をコーティングしないカドミウムカラムを作製して硝酸イオンの還元を検討した.銅をコーティングしないカドミウムカラムでも試料溶液中に銅イオン10 mg/lを共存させれば硝酸イオンの還元が良好に進むことが分かった.硝酸イオンの還元にはカドミウムにコーティングした銅ではなく,試料溶液中の銅イオンが大きく影響していると推察された.また,このカラムは,銅・カドミウムカラムに比べて塩化物イオンやシリカの影響が小さく,連続的な長期使用の点でも優れていた.<br>
収録刊行物
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- 分析化学
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分析化学 52 (5), 319-323, 2003
公益社団法人 日本分析化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679028097152
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- NII論文ID
- 110002905223
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- NII書誌ID
- AN00222633
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD3sXjvVGktrc%3D
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- NDL書誌ID
- 6543887
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- ISSN
- 05251931
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- NDL-Digital
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可