ピバロイルトリフルオロアセトンと1,10‐フェナントロリンによる亜鉛(II)の協同抽出の大きさに与える有機溶媒中の水の影響

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タイトル別名
  • Effects of water in organic solvents on the synergistic extraction of zinc(II) with pivaloyltrifluoroacetone and 1,10-phenanthroline.
  • ピバロイルトリフルオロアセトンと1,10-フェナントロリンによる亜鉛(II)の協同抽出の大きさに与える有機溶媒中の水の影響
  • ピバロイルトリフルオロアセトン ト 1 10 フェナントロリン ニ ヨル アエン II ノ キョウドウ チュウシュツ ノ オオキサ ニ アタエル ユウキ ヨウバイ チュウ ノ ミズ ノ エイキョウ

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抄録

亜鉛 (II) を1,1,1-トリフルオロ-5,5-ジメチル-2,4-ヘキサンジオン (ピバロイルトリフルオロアセトン, PTA) を含む有機溶媒又は1,10-フェナントロリン (phen) とPTAの混合溶液に抽出したときの分配比から, クロロホルム, 四塩化炭素, ヘキサン中でのZn(PTA)2のphen付加錯体の生成定数, β11=[Zn(PTA)2・phen]o[Zn(PTA)2]o-1[phen]o-1) を決定した. log β1を純溶媒中への水の飽和溶解度の対数値に対してプロットすると, 傾き-2の直線となった. これは, 付加錯体生成平衡は, 2分子の水が関与した平衡Zn(PTA)2・2H2O(o)+phen(o)Zn(PTA)2・phen(o)+2H2O(o), で表すことができ, この平衡定数は溶媒によらず一定であることを示す. 今回の結果は, 従来, 抽出にかかわる化学種の活量や溶媒の極性から説明されていた協同抽出の溶媒効果が, 化学量論的な化学平衡によることを示した.

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 50 (7), 487-491, 2001

    公益社団法人 日本分析化学会

参考文献 (17)*注記

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