J-ALERTによる緊急地震速報の防災行政無線放送の効果に関する調査報告

  • 大原 美保
    東京大学大学院情報学環 総合防災情報研究センター 東京大学生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター
  • 地引 泰人
    東京大学大学院情報学環
  • 関谷 直也
    東洋大学社会学部メディアコミュニケーション学科
  • 須見 徹太郎
    東京大学大学院情報学環 総合防災情報研究センター
  • 目黒 公郎
    東京大学生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター
  • 田中 淳
    東京大学大学院情報学環 総合防災情報研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • A Survey Report on Effectiveness of Earthquake Early Warning by J-ALERT System
  • J ALERT ニ ヨル キンキュウ ジシン ソクホウ ノ ボウサイ ギョウセイ ムセン ホウソウ ノ コウカ ニ カンスル チョウサ ホウコク

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説明

2008年岩手・宮城内陸地震は, 主要動の到達の前に緊急地震速報が発表された初めての地震であるとともに, J-ALERT(全国瞬時警報システム)を介して防災行政無線から緊急地震速報が放送された初めての事例でもあった.本研究では, J-ALERTにより緊急地震速報が放送された山形県東田川郡庄内町を対象として, 緊急地震速報放送の効果に関するアンケート調査を行った.防災行政無線放送で緊急地震速報を聞いた人は, テレビで見聞きした人の2倍以上となり, 広く情報を伝えるには防災行政無線が有効であることが確認された.しかし, 放送後に身を守る行動を行った人は少なく, 今後は望ましい行動に関する周知が必要であると考えられた.[本要旨はPDFには含まれない]

収録刊行物

  • 生産研究

    生産研究 61 (6), 1055-1060, 2009

    東京大学生産技術研究所

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