LESを用いたマイクロスケール大気汚染予測システムの開発 その2

書誌事項

タイトル別名
  • Development of prediction system for micro-scale atmospheric pollution by means of Large-Eddy Simulation Part 2
  • LESを用いたマイクロスケール大気汚染予測システムの開発(その2)二分子化学反応が2次元市街地空間における大気汚染物質の濃度及び輸送に与える影響
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  • 二分子化学反応が2次元市街地空間における大気汚染物質の濃度及び輸送に与える影響
  • Study on the effect of bi-molecular reactions on the air pollutants dispersion in two-dimensional urban street canyons

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抄録

建物高さに関して異なる2つの2次元市街地空間において,化学反応性を有す大気汚染物質の拡散現象を対象としたLESを実施した.二分子化学反応モデルを解析に組み込み,街区底部から発生する一酸化窒素(NO)と上空風に含まれるオゾン(O3)の乱流中での輸送及び反応現象を再現した.汚染物質の反応性は,物質が滞留する街区空間内において濃度予測に多大な影響を与えた.また,街区形状の差異も街区の換気性状に変化を与え,建物高さが一様な場合には街区空間内において生成物が最も高濃度になるのに対し,建物高さが非一様な場合には換気が促進された結果O3濃度が最大となった.

収録刊行物

  • 生産研究

    生産研究 63 (1), 43-49, 2011

    東京大学生産技術研究所

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