海岸護岸の胸壁に発生する最大ひび割れ幅の極値統計を用いた予測

  • 横田 弘
    東京大学生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター(北海道大学大学院工学研究院)
  • 小松 周平
    札幌市(前北海道大学工学部)
  • 古谷 宏一
    北海道大学大学院工学院北方圏環境政策工学専攻
  • 橋本 勝文
    北海道大学大学院工学研究院北方圏環境政策工学部門

書誌事項

タイトル別名
  • Prediction of the maximum crack width formed in parapets of coastal structures
  • カイガン ゴガン ノ キョウヘキ ニ ハッセイ スル サイダイ ヒビワレ ハバ ノ ゴクチ トウケイ オ モチイタ ヨソク

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抄録

我が国の海岸保全施設は,高度経済成長期に集中して整備され,近年では,それらの構造物における劣化の顕在化が問題となっている.しかしながら,海岸保全施設の堤防や護岸は長大である場合が多く,調査や点検に多大な時間と労力が必要となるため,調査の簡略化が求められている.本研究では,護岸あるいは防波堤の胸壁に発生する鉛直ひび割れに着目し,詳細な現地調査を行った.調査結果に基づいて統計解析を行い,少数ひび割れのサンプリング調査から施設全体におけるひび割れ幅の最大値を推定する手法を提案し,その妥当性を検証した.

収録刊行物

  • 生産研究

    生産研究 65 (4), 563-567, 2013

    東京大学生産技術研究所

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