シェールガスの生産挙動解析

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  • Analysis of shale gas production performance by SGPE
  • Lecture : Analysis of shale gas production performance by SGPE

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抄録

孤立したガス層の日産ガス量と坑口圧から浸透率と原始埋蔵量を計算するアルゴリズムは筆者により発表されている (Kato, 1987)。今回このアルゴリズムをシェールガス用に拡張, SGPEと名付けシェールガスの生産データに適用した。SGPEにより, 生産データから以下の値を計算することができる。<br> · PermeabilityK<br> · SpacingK<br> · OGIPK<br>本法は均質なガス層を前提にしている。シェールガスが水平坑井であること, 内部に密度分布が不明なフラクチャーを含み極めて不均質なこと, それに伴うフローが複雑なことから, 得られた値は, 厳密な油層工学の意味する値とは異なる。本論では, 任意の日産ガス量を仮定し, シミュレーションモデルにより坑底圧を計算, これらをフィールドデータとしてSGPEに与え, 上記の意味するところを明らかにする。結論は下記のとおり ;<br> · PermeabilityK : フラクチャーされたシェール層の, マトリクス浸透率, フラクチャー浸透率, フラクチャーの分布を反映した物性の平均<br> · SpacingK : 排ガスエリアを示す指標であり, 操業上の見地においてフラクチャー深度の良好な指標となる<br> · OGIPK : 10~20年で回収できるガス量の良い指標となる可能性がある

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