ボース・フェルミ混合原子気体系中の複合フェルミオン形成に対する閉じ込めポテンシャルの効果(基研研究会「熱場の量子論とその応用」,研究会報告)

  • 鈴木 和典
    首都大学東京理学研究科物理学専攻原子核理論サブグループ
  • 藪 博之
    首都大学東京理学研究科物理学専攻原子核理論サブグループ
  • 鈴木 徹
    首都大学東京理学研究科物理学専攻原子核理論サブグループ

書誌事項

タイトル別名
  • ボーズ・フェルミ混合原子気体系中の複合フェルミオン形成に対する閉じ込めポテンシャルの効果
  • ボーズ フェルミ コンゴウ ゲンシ キタイケイ チュウ ノ フクゴウ フェルミオン ケイセイ ニ タイスル トジコメ ポテンシャル ノ コウカ

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抄録

我々は閉じ込められたボース・フェルミ混合原子気体系において、ボソン原子とフェルミオン原子から生成される複合フェルミオン形成の温度依存性を化学平衡条件の元で調べた。束縛エネルギーの変化に対し、系における複合フェルミオン数には有限効果が強い影響を与えることがわかった。また、ゼロ温度における相図からBEC相と2種類のフェルミ縮退相との競合状態を見ることができた。そして、有限系では束縛状態としての複合フェルミオンが一様系よりも生成され易いことがわかった。

収録刊行物

  • 素粒子論研究

    素粒子論研究 112 (3), C58-C60, 2005

    素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部

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