6 拡つた分散式によるπ-p散乱の分析

説明

1 π^--p分散式の実験値との不一致が、acausalityのせいであるかどうかをR(M(ω)e^<ilω>=P/π∫lm(M(ω')e^<ilω')/ω'-ωdω'の形の分散式によつて調べる。結果は、acausal regionを、l=1/4μと大きく拡げると、ともかく良い傾向に行くが、々方法でπ^+-pを調べると実験と合わなくなる。それ故π^--p分散式の実験値からのずれを、acausalityの為と考えることは出来ない。2 Causalityを仮定しても上の分散式は厳密に成立する。従つてこの立場からは上の式で計算してπ^+-pが合わないのは矛盾である。

収録刊行物

  • 素粒子論研究

    素粒子論研究 17 (4), 392-400, 1958

    素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679047419776
  • NII論文ID
    110006559761
  • DOI
    10.24532/soken.17.4_392
  • ISSN
    24332895
    03711838
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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