昇華型レーザ熱転写の記録特性(II)

書誌事項

タイトル別名
  • Characteristics of Laser Dye Transfer Printing (II)
  • 昇華型レーザ熱転写の記録特性-2-レーザ光のデフォーカス状態における濃度と階調
  • ショウカガタ レーザ ネツ テンシャ ノ キロク トクセイ 2 レーザコウ ノ
  • —レーザ光のデフォーカス状態における濃度と階調—
  • — Optical Density and Tone Reproduction recorded by Defocused Laser Light —

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抄録

レーザ熱転写記録において,高解像度での中間調記録の可能な昇華型の記録特性の検討を行っている.本報告では,注入エネルギー密度の平坦化および装置の光学的・機械的条件の緩和を目的として,集光度すなわちフォーカスの度合いの異なる場合の階調特性について検討した.具体的には,デフォーカス量を変化させて濃度特性を求めるとともに,エネルギー密度分布にしきい値を導入した簡単なモデルによりこれを説明した.また,デフォーカス量が増加(スポット径が増加)するに従い,面積変調から濃度変調が支配的になり,この境界はスポット径がおおよそドットピッチに等しくなるところであることを示した.また,溶融型と比較して,昇華型ではデフォーカス状態でも階調表現の可能なことを示した.さらに,標準画像により,階調表現の違いを確認した.

収録刊行物

  • 電子写真学会誌

    電子写真学会誌 34 (4), 320-327, 1995

    一般社団法人 日本画像学会

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