非構造系有限体積法によるスコロトロン電界解析

  • 森 一浩
    富士ゼロックス株式会社研究技術開発本部基盤技術研究所
  • 長森 由貴
    富士ゼロックス株式会社研究技術開発本部マーキング要素技術研究所
  • 大塚 晃次
    富士ゼロックス株式会社研究技術開発本部基盤技術研究所
  • 岡本 英樹
    富士ゼロックス株式会社研究技術開発本部基盤技術研究所
  • 伊藤 朋之
    富士ゼロックス株式会社研究技術開発本部基盤技術研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Unstructured Finite Volume Method of Electric Field in a Scorotron
  • ヒコウゾウケイ ユウゲン タイセキホウ ニ ヨル スコロトロン デンカイ カイセキ

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抄録

本論文では非構造有限体積法をダブルワイヤースコロトロン近傍電界解析に適用し,本手法による帯電後電位の予測可能性を検討する.ワイヤー周りの電流値を制御することで,いくつかの感光体速度とワイヤー電流値に対して帯電後電位を調べた.Sarmaの仮定を用いる解析手法では,ワイヤー電流が大きい時にワイヤー近傍の電位が実測値に比較して大きくなりすぎるが,電流値が保存する定常状態では,ワイヤー周りの電流値を境界条件とすることは帯電後電位を求める場合,最適である.また,解析を実測と比較して,スコロトロン近傍の電界現象は物理的に単純であることを示す.

収録刊行物

  • 日本画像学会誌

    日本画像学会誌 49 (4), 248-254, 2010

    一般社団法人 日本画像学会

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