電子写真技術による新規はんだボールマウンティングシステム

  • 南光 進
    株式会社和井田製作所 新分野開発室
  • 星野 坦之
    東京電機大学 未来科学研究科 情報メディア学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • New Solder Ball Mounting System by Electorophtograhic Technology
  • デンシ シャシン ギジュツ ニ ヨル シンキハンダボールマウンティング システム

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抄録

LSIパッケージングのバンプ形成において,はんだボールを用いる方式は,バンプの同一平面精度が高く,電気的接続性に優れている.この方式では,所望のパターンに,はんだボールを配列する技術が必須である.従来技術では,予めボールを整列しておくマスクと称するテンプレートが必要であるが,マスクを用いないマスクレス方式が実現できればパッケージ製造工程におけるプロセスの簡略化,リードタイムの短縮化を実現きるものと期待できる.本論文では,電子写真技術を応用した新しいマスクレスのボール実装方式を提案する.感光ドラムに所望の潜像パターンを形成し,その潜像に,はんだボールを静電気的に捕捉させた後,感光ドラムから回路基板に転写させるもので,バンプ配列毎に,潜像パターンを書き換えることでマスクレス化が可能となる.最近のトレンドである微小はんだボール (球径60~100 μm) を対象とした電場における,はんだボールの飛翔解析,潜像へのはんだボール捕捉条件を明らかにし,それら条件に基づいたマスクレスボールマウンターの実現例について述べる.

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