2成分カラー現像における現像効率と画質に関する考察

書誌事項

タイトル別名
  • Development Efficiency and Image Quality in Two-Component Color Developing System
  • 2セイブン カラー ゲンゾウ ニ オケル ゲンゾウ コウリツ ト ガシツ ニ

この論文をさがす

説明

2成分カラー現像における現像効率と出力画像の粒状性の関係を検討した.2成分現像の現像トナー量の決定は静電場平衡機構によるとして,栗田のモデルのカウンターチャージ項を以下のように書き換えた.<BR>dc/kcθ=dsnFv/Fekcθ<BR>実験は,トナー帯電量,現像ロール・感光体速度比,トナー粒径,潜像形状をパラメータとして行った.実験結果より,現像効率は上記モデル式とよく対応された.<BR>粒状性は,粒径が一定の場合現像効率とよく相関した.粒状性の劣化は,感光体近傍のカウンターチャージによる撹乱が支配的であると示唆された.<BR>トナーの小径化に対しては,現像効率の低下による高濃度画像の確保に課題が見いだされた.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ