染料転写型感熱記録方式の検討V

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タイトル別名
  • Dye Transfer Thermal Recording Process V
  • — 錯体形成による記録像の安定化 —
  • — Improvement of recording image stabilities by complex formation —

抄録

低融点染料を用いた染料転写シートを用いて,パールコートおよび種々の樹脂をコートして得た記録媒体にベタ黒印字して記録像安定性測定試料とし,その記録濃度をデンシトメータで測定した.また,これらの試料を所定の温度で一定時間経過させた後,残留する染料濃度を求めて比較した.<BR>この結果(1)染料と強く相互作用し,かつ大きな平衡定数値を持つものほど記録像を安定に保持しうる.(2)記録媒体樹脂の平衡定数値が小さい時には,平衡定数の大きい電子受容性物質を添加することによって安定性を増加させることができる.(3)記録媒体としてのパールコートはSOT-Blue 2,Red 2Gについては満足しうる結果を得たが,Yellow 5に対しては不十分であることがわかった.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679075164032
  • NII論文ID
    130004484557
  • DOI
    10.11370/isjepj.30.44
  • ISSN
    18805108
    0387916X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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