卒後臨床研修の義務化 全国アンケート調査結果報告
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- 戸倉 康之
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 浦和市立病院外科
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- 畑尾 正彦
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 日本赤十字武蔵野女子短期大学
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- 伊藤 澄信
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 国立東京第二病院総合診療科
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- 小寺 一興
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 帝京大学耳鼻咽喉科
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- 熊坂 一成
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 日本大学臨床病理
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- 黒川 高秀
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 東京大学整形外科
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- 桑名 信匡
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 横浜南共済病院脳神経外科
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- 前川 喜平
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 東京慈恵会医科大学小児科
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- 松山 敏剛
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 九州大学統合教育研究実習センター
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- 宮本 尚彦
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 川崎市立川崎病院産婦人科
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- 西崎 統
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 聖路加国際病院内科
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- 大滝 純司
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 筑波大学臨床医学系
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- 坂井 文彦
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 北里大学内科
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- 高久 史麿
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 国立国際医療センター
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- 山内 俊雄
- 日本医学教育学会卒後教育委員会 埼玉医科大学精神医学
書誌事項
- タイトル別名
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- The Compulsory Training for the Postgraduate Clinical Course in Japan.
- 全国アンケート調査結果報告
抄録
本研究の目的は卒後臨床研修義務化の是非に関するアンケート調査の結果を明らかにすることである. 日本医学教育学会卒後教育委員会は全国の大学病院80施設, 臨床研修指定病院266施設の計346施設の院長, 研修担当者, 研修医に対して卒後臨床研修の義務化に関する21の質問を含むアンケート調査を行い, 260施設 (75.1%) からの回答を得た. これらの調査結果を集計分析したところ, 義務化に関して「条件が整えば賛成」が36.2%で最も多く, これに「賛成」が33.2%,「大いに賛成」が24.3%と続き, これらを合わせると93.7%が賛成であった. 賛成の条件として, 研修医の身分保障, 待遇面の改善, 国の財政的援助が必須であり, それに伴い, 研修施設のプログラム, 指導体制, 機器設備などソフト, ハードの見直しが必要であるとの結論を得た. 本委員会もこれらの結論をふまえ, しかるべき条件を早急に整えた上での卒後臨床研修の義務化を提言する.
収録刊行物
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- 医学教育
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医学教育 26 (1), 19-25, 1995
日本医学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679075347328
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- NII論文ID
- 130004004710
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- ISSN
- 21850453
- 03869644
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可