ずり応力を使う液体トナー転写方法[II]

  • 平原 修三
    慶應義塾大学大学院 理工学研究科 基礎理工学専攻 応用物理情報専修
  • 飯田 敦子
    株式会社東芝 研究開発センター事業開発室
  • 額田 秀記
    株式会社東芝 研究開発センター事業開発室
  • 真常 泰
    株式会社東芝 研究開発センター表示材料デバイスラボラトリー
  • 細矢 雅弘
    株式会社東芝 研究開発センター表示材料デバイスラボラトリー

書誌事項

タイトル別名
  • Liquid Toner Image Transfer using Shearing Stress[II]

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説明

シアリング転写は,感光体上に順次,多重,現像された液体カラートナー画像を,ずり応力を加える作用により中間転写媒体上へ移動させる.この方法により,安定に高画質画像を出力する液体カラートナー電子写真が実現した.<br> この転写技術のメカニズムは既に発表している.しかし,なぜ液体トナーが適度に湿った状態であるときに最良の性能を発揮し,乾燥が不充分の状態や,逆に乾燥しすぎた状態では性能が低下するのかということを説明できなかった.そこで現象の解析を行なった.その結果,この現象は,トナー粒子間の凝集力とトナー中の液体含有量とシアリング転写性能の全てに関係する液体ブリッジ形成の効果であることが分かった.

収録刊行物

  • 日本画像学会誌

    日本画像学会誌 42 (2), 112-117, 2003

    一般社団法人 日本画像学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679075591680
  • NII論文ID
    130004483721
  • DOI
    10.11370/isj.42.112
  • ISSN
    18804675
    13444425
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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