全身持久性運動における主観的強度と客観的強度の対応性 : Rating of perceived exertion の観点から
書誌事項
- タイトル別名
-
- A Study on Japanese Scale for Rating of Perceived Exertion in Endurance Exercise
- 全身持久性運動における主観的強度と客観的強度の対応性--Rating of perceired exertionの観点から
- ゼンシン ジキュウセイ ウンドウ ニ オケル シュカンテキ キョウド ト キャ
この論文をさがす
説明
本研究は, 全身持久性運動における主観的強度(Rating of perceived exertion:RPE)をratingするscale をBorgのscaleに対応させて作成し, 主観的強度と客観的強度との対応関係を検討した. 本報告は3つの内容からなる. (1)持久性運動における主観的強度のrating scaleの日本語表示法を検討し, scaleを作成した. このscaleを用いて得られた値は, %VO_2max及び%HRmaxと高い相関があり, Borgのscaleを用いた結果とも比較検討が可能であり, 日本語表示のrating scaleとして適切なものであるとの結論に至った. (2)作成した日本語のrating scaleを用い, トレッドミル走及び自転車エルゴメーター駆動における主観的強度と客観的強度との対応関係を検討した. その結果, RPEは作業の種類や被検者の体力水準が異なっていても, ある作業における各個人の最大作業能力に対する相対値と高い相関があることが明らかになった. (3)主観的強度を用いて全身持久性向上のための運動処方を行った. トレーニングの結果, 最大酸素摂取量は増加した. 各個人について, トレーニング前後のRPEと測定値との関係を比較してみると, RPEと走速度, RPEとVO_2との関係は最大作業能力の増加にともなって変化したが, RPEとHR及び%VO_2maxとの関係は変わらなかった.
収録刊行物
-
- 体育学研究
-
体育学研究 21 (4), 191-203, 1976
一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679079147264
-
- NII論文ID
- 110001941653
- 10012252212
-
- NII書誌ID
- AN00409623
-
- ISSN
- 18817718
- 04846710
- http://id.crossref.org/issn/04846710
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可