粘着の理論

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タイトル別名
  • Theory of Tack
  • ネンチャク ノ リロン

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説明

粘着(タック)ということばには確立された定義はない.人によって,また使われる工業分野によって,それぞれ少しづつ違ったニュアンスで実用的に用いられている.しかしそれらの現象をタックとして,接着とは一線を画くして考えられているのは,それなりの必要性と便宜性があってのことと思われる。共通していえることは,粘弾性的性質が粘着の現象には非常に多く関与していることである.ここでは粘着テープにおける粘着現象を接触過程, 破壊過程に分けて取り上げるが,これらの結果はゴム工業,印刷工業,その他の諸工業におけるタックの現象に共通する多くの問題を含むものと信じている.

収録刊行物

  • 高分子

    高分子 19 (6), 453-460, 1970

    公益社団法人 高分子学会

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