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- 田畑 吉雄
- 大阪大学
書誌事項
- タイトル別名
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- ON CERTAINTY EFFECT IN EXPECTED UTILITY THEORY
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説明
Allaisのパラドックスが発表されて以来、期待効用仮説の公理系に矛盾する実験結果が数多く報告されている。とくに、確実性効果は確率1で生起する結果を過大評価する現象で、大多数の意思決定者が示す重要な例であると同時に期待効用理論にとって頭痛の種である。本論文では、局所的効用関数を用いれば、この現象を数学的に表現できることを示し、確実性効果が生ずるための必要十分条件を与える。さらに、応用上の見地から、局所的効用関数の凸性が重要な十分条件であることを示し、期待効用理論における危険回避との関連を論じる。
収録刊行物
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- 日本オペレーションズ・リサーチ学会論文誌
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日本オペレーションズ・リサーチ学会論文誌 26 (4), 357-367, 1983
公益社団法人 日本オペレーションズ・リサーチ学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679086467584
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- NII論文ID
- 110001184143
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- ISSN
- 21888299
- 04534514
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可