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- 荒川 裕則
- 東京理科大学
書誌事項
- タイトル別名
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- The Present Status of Development of Dye-Sensitized Solar Cell
- シキソ ゾウカン タイヨウ デンチ ノ サイシン ドウコウ
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抄録
色素増感太陽電池(DSC)の研究開発の現状について紹介した。まず,DSCの原理と構造,発電機構,特長について簡単に解説した。5 mm角程度のDSCの世界最高性能として11~12%の変換効率が達成されている。この結果を受けてモジュール化の研究開発が活発に行われ,5 cm角から10 cm角レベルの大きさで9~10%の性能が報告されている。30 cm角から1 mサイズのモジュールの試作もされているが,性能は7%程度である。実用化のための耐久性試験についても検討されており-40~85℃までの温度サイクル試験,85℃で1000時間の耐熱試験,500時間以上の連続光照射試験においても優れた耐久性が示され,実用化に向けた屋外実証試験を行っている企業もある。最後に,変換効率15%を目指したDSCのさらなる高性能化のための研究開発課題についても述べた。
収録刊行物
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- 色材協会誌
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色材協会誌 84 (3), 92-98, 2011
一般社団法人 色材協会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679116676224
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- NII論文ID
- 10027797790
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- NII書誌ID
- AN00354634
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3MXltVKqt7Y%3D
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- ISSN
- 18832199
- 0010180X
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- NDL書誌ID
- 11043818
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可