繊維分散系熱可塑性樹脂複合材料における長繊維化と繊維分散技術

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タイトル別名
  • Residual Fiber Length and Dispersion of the Thermoplastic Resin Composite Material of Fiber Dispersion Type
  • 最新分散講座(第6講)繊維分散系熱可塑性樹脂複合材料における長繊維化と繊維分散技術
  • サイシン ブンサン コウザ(ダイ6コウ)センイ ブンサンケイ ネツ カソセイ ジュシ フクゴウ ザイリョウ ニ オケル チョウ センイカ ト センイ ブンサン ギジュツ

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抄録

ガラス繊維やカーボン繊維,近年では環境調和型として天然繊維で強化された熱可塑性樹脂複合材料の適用が増えている。母材が熱可塑性樹脂のため圧縮成形や押出成形,射出成形等と機械化へと移行している。その結果,自動車分野などの汎用機器製品を対象とする大量生産分野へ変化している。一方,機械的特性はアスペクト比の増加に従って向上し,連続繊維の場合で最大であるが,製品の成形性は低下する。しかしながら,アスペクト比による成形性の変化にかかわらず,繊維分散性は重要である。とくに,繊維分散性は,成形品の表面性状に直接影響し品質バラツキに影響する。すなわち,アスペクト比に関係なく,繊維の均一分散は,長期使用される大量生産分野では必要不可欠な解決すべき課題である。本稿では,繊維分散型熱可塑性樹脂複合材料の場合の長繊維化と繊維分散性の向上方法の両立に関し,射出成形機のスクリュ形状の最適化が有効であることを示した。

収録刊行物

  • 色材協会誌

    色材協会誌 86 (6), 231-236, 2013

    一般社団法人 色材協会

参考文献 (9)*注記

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