プルシアンブルー顔料のナノ粒子化と新たな用途

  • 川本 徹
    産業技術総合研究所ナノシステム研究部門

書誌事項

タイトル別名
  • Nanoparticulation Technology and New Application of Prussian Blue Pigment
  • プルシアンブルー ガンリョウ ノ ナノ リュウシカ ト アラタ ナ ヨウト

この論文をさがす

説明

プルシアンブルーは長年使用されてきた青色顔料の一つである。プルシアンブルーと,その一部金属原子を置換したものなどを含むプルシアンブルー型錯体が,顔料としてだけではなく,放射性セシウム吸着剤,色変化素子,二次電池正極,バイオセンサ等,非常に多様な用途での応用が検討され始めており,一部は実用化されている。また,プルシアンブルー型錯体をナノ粒子化することで,さらなる機能向上を目指す試みもある。本解説では,プルシアンブルー型錯体の構造制御に焦点を当て,現状検討されている用途展開に加え,ナノ粒子化の展開について紹介する。

収録刊行物

  • 色材協会誌

    色材協会誌 87 (11), 398-402, 2014

    一般社団法人 色材協会

参考文献 (2)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ