ICP-MSによるストロンチウム90の迅速分析法—半減期が数十年のβ線放出核種の高速自動分析—

  • 古川 真
    東京大学大学院農学生命科学研究科 株式会社パーキンエルマージャパン 福島大学共生システム理工学類
  • 高貝 慶隆
    福島大学共生システム理工学類

書誌事項

タイトル別名
  • Rapid Measurement of Strontium-90 Using ICP-MS —High Performance Sequential Analyzer for β-ray Emitter Nuclide of Several Ten-Years Half-Life—
  • ICP-MSによるストロンチウム90の迅速分析法 : 半減期が数十年のβ線放出核種の高速自動分析
  • ICP-MS ニ ヨル ストロンチウム 90 ノ ジンソク ブンセキホウ : ハンゲンキ ガ スウジュウネン ノ βセン ホウシュツカクシュ ノ コウソク ジドウ ブンセキ

この論文をさがす

説明

<p>90Srは,ウランから生じる代表的な核分裂生成物であり,半減期が約29年の放射性核種である。90Srは,純β線放出核種でありγ線を放出しないため,γ線放出核種と比べて計測が難しい。その迅速な計測のために多くの分析方法の開発が進められてきた。ここではそれらの技術を概説するとともに,特に,高周波誘導結合プラズマ四重極形質量分析計(ICP-QMS)の東京電力福島第一原子力発電所事故後の進展に焦点を当てて現状と展望を述べる。</p>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (37)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ