宮内庁書陵部における古典籍資料 : 保存と公開(<特集>古典籍資料の最前線)

書誌事項

タイトル別名
  • The archives in the Imperial Household Agency : Conservation and public access(<Special feature>The present trend of early Japanese books)
  • 宮内庁書陵部における古典籍資料 : 保存と公開
  • クナイチョウショリョウブ ニ オケル コテンセキ シリョウ : ホゾン ト コウカイ

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抄録

宮内庁書陵部図書寮文庫の保存と公開に関しての紹介と今後の課題について述べた。図書寮文庫は,大宝律令で定められた図書寮を淵源とし,直接的には1884年に設けられた図書寮を受ける部署である。まず,天皇・皇族の御蔵書を核に,公家や武家の所持していた本,学者の蔵書などが加わって形成された広範な蔵書群の特徴を述べた。また保存の核となる修補係・出納係について,原態を留めることに注力し,状況を悪くしないための綿密な防黴防虫作業を紹介した。最後に2013年に開始した書陵部所蔵資料目録・画像公開システムの紹介とともに,今後の公開の鍵となるデジタル画像の公開方法について,現状思うことを述べた。

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