鉄硫黄クラスター生合成マシナリーの構造と作動機構

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タイトル別名
  • Structures and Molecular Mechanisms of Iron-Sulfur Cluster Biosynthesis Systems
  • テツ イオウ クラスター セイゴウセイ マシナリー ノ コウゾウ ト サドウ キコウ
  • Structure and molecular mechanisms of iron-sulfur cluster biosynthesis systems

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抄録

鉄硫黄(Fe-S)タンパク質は,細菌から高等動植物までほぼすべての生物に存在しており,エネルギー代謝や遺伝子の発現調節をはじめ,様々な生体反応で多彩な役割を果たしている.これらFe-Sタンパク質の機能を支えているのがFe-Sクラスターの生合成系である.これまでに3種類の独立した生合成マシナリー(NIF,ISCおよびSUF)が同定されており,それらの中では複数の酵素・タンパク質が協調してFe-Sクラスターをつくり上げている.ここでは,マシナリーの核としてFe-Sクラスターの de novo 形成を担うタンパク質複合体の構造を中心に,マシナリーの作動機構を概説する.

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 48 (12), 831-838, 2010

    公益社団法人 日本農芸化学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (47)*注記

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