新たなヒトT細胞株 “HOZOT” の発見とその免疫制御機構

書誌事項

タイトル別名
  • Cell-in-Cell Structures Formed Between Human Cancer Cell Lines and the Cytotoxic Regulatory T-Cell Line HOZOT
  • 新たなヒトT細胞株"HOZOT"の発見とその免疫制御機構--cell-in-cell活性を中心として
  • アラタ ナ ヒト T サイボウカブ HOZOT ノ ハッケン ト ソノ メンエキ セイギョ キコウ cell in cell カッセイ オ チュウシン ト シテ
  • cell-in-cell活性を中心として

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説明

免疫抑制機能をもつT細胞サブセットの一つ,制御性T細胞 (Treg : Regulatory T cells) の仲間に,新たに “HOZOT” と命名されたヒト細胞株が加わった.キラー活性,サプレッサー活性やヘルパー活性を同時に併せもち,抗炎症性サイトカインのIL-10を高産生し,RANTESなどのケモカインも高産生する多機能性の免疫細胞であるHOZOTは,癌細胞の細胞質に積極的に侵入する(cell-in-cell活性)というユニークな挙動を示す.この性質を利用した新しい癌治療法の開発に期待がかかっている.

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 49 (11), 762-769, 2011

    公益社団法人 日本農芸化学会

参考文献 (27)*注記

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