C型レクチン受容体ファミリーを介した非自己糖鎖の免疫修飾作用

書誌事項

タイトル別名
  • Immunomodulatory Effects of Non-self Glycan Chains through the C-type Lectin Receptor Family
  • Cガタ レクチン ジュヨウタイ ファミリー オ カイシタ ヒジコ トウサ ノ メンエキ シュウショク サヨウ

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抄録

細菌,真菌,藻類,植物などの糖鎖は哺乳類に存在しない種類の糖や構造をもち,生体に非自己として認識されることで,免疫修飾作用を示すことが多く報告されている.これらの糖鎖の多くは,花粉などの環境抗原のほか食品中にも含まれ,気道や消化器などの粘膜免疫系を介して生体に作用している.ここでは,免疫細胞上に発現するC型レクチン受容体により認識されることが明らかとなってきた非自己糖鎖,β-グルカンと植物型 N-結合型糖鎖の免疫修飾作用について最新の知見も含めて紹介したい.

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 48 (8), 535-541, 2010

    公益社団法人 日本農芸化学会

参考文献 (72)*注記

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