植物ホルモンの受容とシグナル伝達の構造基盤

  • 西村 宜之
    農業生物資源研究所放射線育種場
  • 平野 良憲
    奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
  • 人見 研一
    米国スクリプス研究所・ローレンスバークレイ国立研究所
  • 箱嶋 敏雄
    奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
  • 村瀬 浩司
    奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Structural Basis for Plant Hormone Perception and Signaling
  • ショクブツ ホルモン ノ ジュヨウ ト シグナル デンタツ ノ コウゾウ キバン

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説明

植物の発生・分化,生長,環境応答などの多くは植物ホルモンと総称される様々な低分子化合物によって調節されていることは古くから知られていた.しかし,植物ホルモンの生理作用の研究は盛んであるにもかかわらず,植物ホルモン受容体によってどのような分子認識がなされているかが原子レベルで明らかになってきたのは最近のことである.特に植物ホルモン受容体の構造決定により,今後さらなる植物ホルモンの受容やシグナル伝達のメカニズム解明と理解が期待される.ここでは,最近明らかになった代表的な植物ホルモンであるアブシジン酸,ジベレリンおよびオーキシン受容体の立体構造を中心に総説する.

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 49 (3), 161-169, 2011

    公益社団法人 日本農芸化学会

参考文献 (70)*注記

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