麹菌の染色体工学と産業利用

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タイトル別名
  • Chromosome Engineering of <i>Aspergillus oryzae</i> and its Industrial Application
  • コウジキン ノ センショクタイ コウガク ト サンギョウ リヨウ
  • Chromosome Engineering of Aspergillus oryzae and its Industrial Application

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説明

麹菌は伝統的な醸造産業だけでなく,酵素生産などバイオテクノロジー分野にも幅広く利用されている.近年,ゲノム情報が容易に入手できるようになり,相同組換え効率が向上した変異株を用いた遺伝子ターゲティングなどの技術が開発されたことから,染色体レベルでの操作が可能になり,育種研究のスピードアップが期待されている.ここでは,われわれが開発した染色体上の任意の領域を大規模に欠失させる技術を用いて,麹菌の生育に不要な遺伝子の除去による「染色体の最小化」を目指した取り組みと,これを遺伝子の機能解析に利用した例を紹介する.

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 50 (8), 577-583, 2012

    公益社団法人 日本農芸化学会

参考文献 (15)*注記

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