酵素洗剤の羊毛繊維に与える影響
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説明
タンパク質からなる羊毛繊維に及ぼす影響, すなわち, 収縮, 損傷 (重量変化, 繊維表面の変態) , 黄変度, 染色堅ろう度, 風合等について, タンパク質分解酵素を配合した, いわゆる酵素洗剤と, 酵素を含有しない普通の洗たく用洗剤 (中性, 弱アルカリ性) を比較検討した.一般的な洗たく条件で洗たくを繰り返した場合には, 酵素洗剤の羊毛繊維に及ぼす影響は, 普通の洗剤に比べて特に著しい差が認められなかった.しかし, 酵素の配合量が多く, 長時間浸漬する条件で洗たくを繰り返した場合, 羊毛繊維は著しく影響を受け, 繊維の裂傷, 重量減少, 風合や染色堅ろう度の低下を招くことがわかった.
収録刊行物
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- 繊維製品消費科学
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繊維製品消費科学 14 (10), 395-400, 1973
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679182928512
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- NII論文ID
- 130004008206
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- ISSN
- 18846599
- 00372072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可