スカートにおける着装の動態研究 III  全円フレヤスカートの動態の解析  スカートたけを異にする場合

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書誌事項

タイトル別名
  • ―全円フレヤースカートの動態の解析―スカート丈を異にする場合

説明

スカート丈を異にした全円フレヤースカートにつき, パネルの歩行動作にともなうすそ線各点の軌跡を測定した.それによると<BR>(1) すそ線各点は歩行とともに, 移動軌跡が歩行速度によってそれぞれ異なり, またスカート丈としてみれば, ミニ, ノーマル丈ではランダムに, ミディ丈では方向性のある回転を示す.<BR>(2) すそ周面積の増減については<BR>a) ミニ丈ではパネルの足 (太もも) の動きに同期して動き, したがって振幅は大きく周期も安定している.<BR>b) ノーマル丈では歩行速度が早くなると, ひざとスカートとの接触する力が大となり, 足の動きと関係ない複雑な動きを示す.<BR>c) ミディ丈では直接足に接しないため, 歩行動作の半周期で細かく揺動する.<BR>(3) すそ線各点のうち, 隣接するもの同志は移動距離に相関性が見られ, はなれた位置同志の関連性 (相互干渉) は, ノーマル丈について大きく他の丈のものでは比較的うすい.

収録刊行物

  • 繊維製品消費科学

    繊維製品消費科学 18 (8), 301-307, 1977

    一般社団法人 日本繊維製品消費科学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679184571392
  • NII論文ID
    130003819104
  • DOI
    10.11419/senshoshi1960.18.301
  • ISSN
    18846599
    00372072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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