象牙質接着用の新しい可視光線重合開始剤
書誌事項
- タイトル別名
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- New Visible-light Initiator Systems for Adhesion of Resin to Dentin
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説明
歯質接着用の新しい可視光線重合開始システムを開発するために, 次のような新しい重合開始システムを用いてMMA/PMMA系レジンの硬化時間と象牙質に対する接着強さについて検討した:象牙質との親和性を有するカルボキシル基を含むt-ブチルパーオキシマレイン酸(MA)を増感剤としてカンファーキノン(CQ), 7, 7-ジメチル-2, 3-ジオキソビシクロ[2.2.1]ヘプタン-1-カルボン酸(DDHCA), 還元剤としてジメチルアミノエチルメタクリレート(DMAEMA), 1, 3, 5-トリメチル-2-チオバルビツール酸(TMTB), N-フェニルグリシン, を組み合わせた.MAを光重合開始システムに加えることによって, ほとんどの場合硬化時間は短くなり, 接着強さは顕著に向上した.接着性モノマーを用いずとも10MPaの接着強さが得られ, 接着性レジン層が凝集破壊した.
収録刊行物
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- 歯科材料・器械
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歯科材料・器械 10 (1), 72-76, 1991
一般社団法人 日本歯科理工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679185118848
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- NII論文ID
- 110002997420
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- ISSN
- 21884188
- 02865858
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可