異なるデザインの看護服に対する印象評価

書誌事項

タイトル別名
  • Impressions and Assessment of Nursing Uniforms with Varying Designs
  • コトナル デザイン ノ カンゴフク ニ タイスル インショウ ヒョウカ

この論文をさがす

抄録

<p><tt>異なる6スタイルの看護服を看護師,歯科衛生士に着用してもらい,患者と看護師ならびに歯科衛生士(病院群)を対象に各スタイルの印象を調査し,スタイル間の印象の違いを明らかにした.</tt></p><p><tt>(1)6スタイルの中で,「花柄のチュニックと白のパンツスタイル」は,患者群と病院群ともに看護 服として好ましい割合が高く,「ダークレッドパープルのスクラブと白のパンツスタイル」は,両群ともに好ましくない割合が高かった.特に,病気や治療に不安のある患者ほど「好ましくない」と回答した. </tt></p><p><tt>(2)6サンプルの印象について因子分析の結果,患者群では,「思いやり,信頼・責任,積極性,活動性」の4因子,病院群では,「思いやり,信頼・責任,活動性,洗練」の4因子が得られた. 「思いやり」は花柄のチュニックや花柄のスクラブの因子得点が高く,「信頼・責任」は白のワンピースや白のチュニックに白のパンツスタイルの得点が高かった. </tt></p><p><tt>看護服のスタイルや色により,印象評価が異なることから,今後看護服の採用にあたっては十分な配慮が求められる</tt><tt>. </tt></p>

収録刊行物

  • 繊維製品消費科学

    繊維製品消費科学 54 (2), 172-179, 2013

    一般社団法人 日本繊維製品消費科学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ