人口減少に伴う都市の縮退と集積に関する基礎的定量分析

書誌事項

タイトル別名
  • A Quantitative Analysis of Shrink and Agglomeration of Cities Caused by Depopulation
  • ジンコウ ゲンショウ ニ トモナウ トシ ノ シュクタイ ト シュウセキ ニ カンスル キソテキ テイリョウ ブンセキ

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抄録

現在我が国では、少子高齢化と人口減少が急速に進行しているが、これは過疎化や限界集落など人口低密度地域ばかりでなく、都市部における中心市街地の空洞化の要因にもなり得る。我が国の大都市部では,都市圏全体としては人口減少が顕在化していないものの、都市によっては中心市街地の縮退が進んでいるところもあれば、周辺都市からの人口・需要の吸い上げによって都市集積が進んでいるところもある。多都市システムにおいてどの都市へ集積しどの都市が縮退へ向かうのかを定量的に分析することは、今後の少子高齢化・人口減少という人口構成変化フェイズにおける都市政策検討にとって非常に重要な情報となりうる。そこで本研究は、経済理論に基づく定量的な空間経済分析モデルを我が国の北関東地域へ適用し、今後予想される人口減少が大都市圏の外縁部における都市の集積と縮退に対してどのように影響を及ぼすかについて検討した。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 47 (1), 68-73, 2012

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (9)*注記

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