歯科用非貴金属系合金の超音波研磨に関する研究

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  • Ultrasonic Polishing of Dental Base Metal Alloys

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抄録

振動子の周波数が28.5 kHzの超音波研磨機を用いて, 歯科用非貴金属系合金の超音波研磨を行ない, 研磨能率と研磨面性状について検討した.<br> 焼結ダイヤモンド工具を用いて, Co-Cr, Ni-Cr, 純Tiの研削を行なったところ, 加工圧を100 gから500 gに増加する程研削量も増加した.<br> Co-CrとNi-Crの鋳造試験片を作製して, サンドブラスト処理後, 焼結ダイヤモンド工具, アルミナ砥石, およびアルミナ砥粒によるラップ研磨の3種類を用いて荒仕上げの能率を比較したところ, 焼結ダイヤモンド工具がすぐれていた.<br> ダイヤモンドペーストによるラップ研磨で仕上げが可能であったが, 3 μmのペーストでは鏡面を得るのが容易ではなかった.

収録刊行物

  • 歯科材料・器械

    歯科材料・器械 5 (6), 798-803, 1986

    一般社団法人 日本歯科理工学会

被引用文献 (1)*注記

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