書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Si and Nb on Fe-Pt Magnetic Casting Alloys
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説明
白金鉄系磁石合金の鋳造性と磁気特性の向上を目的に, Si単独およびNbとSiを複合添加した種々の組成の合金を作製し, それらの鋳造体の表面粗さ, 磁気特性, ならびに吸引力を調べ検討した.また, Siを添加した一部の合金については, 鋳造体におけるSiの含有量と分布を詳細に調べ, その添加効果について検討を行った.得られた結果を下記に示す.1.Siを約0.1mole%以上添加すると, 表面粗さ, および鋳造欠陥ともに減少する.2.磁気特性は, Siを約0.2mole%以上, Nb量を約0.5mole%以下とすると劣化するが, 時効処理時間は短縮されることがわかった.3.大きな吸引力を維持するためには, Siは約0.1mole%以下, Nbは約0.6mole%以上が適当であると考えられる.4.本系合金に対して, Siはほぼ添加量通り含まれ, それは, 結晶粒界に偏析する傾向が観察された.しかし, これによって粒界強度が低下することが考えられる.5.これらの結果から, 今回検討した合金の中で, 本研究の目的に適合する最適合金組成は, Fe-39.5Pt-0.65Nb-0.1Si(mole%)であると考えられる.
収録刊行物
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- 歯科材料・器械
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歯科材料・器械 17 (1), 54-61, 1998
一般社団法人 日本歯科理工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679188903296
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- NII論文ID
- 110002991422
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- NII書誌ID
- AN00127279
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- ISSN
- 21884188
- 02865858
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可