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- 佐野 浩祥
- 立教大学観光学部
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study on Growth Pole Strategy of the Comprehensive National Development Plan in 1962
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説明
本研究はわが国において最初に策定された全国総合開発計画(全総)において採用された開発方式である拠点開発構想がどのような基盤的理論を以て着想され、具体的政策へと展開していったのかについて、当時の開発官僚らの言説をもとに明らかにした。拠点開発構想はその後の新産業都市をはじめとする産業立地政策の展開によって具現化されたために工業開発のイメージが付されているが、開発官僚の狙いとするところは異なっていた。欧米における開発経済学の摂取や国内の若手研究者との交流を通して、彼らは拠点開発構想の到達点を「都市の創造」と定め、全総の閣議決定後も拠点としての「地方開発都市」の具体化・法制化に向けて研究を進めていたが、政治的理由によって実現には至らなかったのである。
収録刊行物
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- 都市計画論文集
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都市計画論文集 47 (3), 403-408, 2012
公益社団法人 日本都市計画学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679189705984
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- NII論文ID
- 130004567307
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- ISSN
- 21850593
- 09160647
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可