生活環境施設の利用を目的とした交通行動による身体活動量増進策の提案と効果に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Proposal of Policies for Promoting Physical Activity for Access to Living Environment Facilities and their Effects
  • セイカツ カンキョウ シセツ ノ リヨウ オ モクテキ ト シタ コウツウ コウドウ ニ ヨル シンタイ カツドウリョウ ゾウシンサク ノ テイアン ト コウカ ニ カンスル ケンキュウ

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説明

本研究は、健康まちづくりを構築するための情報提供を念頭に、徳島都市圏住民の日常生活における生活環境施設利用に着目し、住民の健康意識を把握するとともに、生活環境施設利用による身体活動量の増進策を2つ提案し、評価を行ったものである。1つは歩行・自転車走行環境整備案で、1つは健康情報提供案である。まず、住民の健康意識を把握した結果、住民の約3割が健康志向者であることがわかり、健康志向者の徒歩、自転車利用率は利便性志向者より高くなっていることが確認された。また、歩行・自転車走行環境の整備や健康情報の提供といった政策案の実施によって最少1.5(Ex/週)最大7.2(Ex/週)の身体活動量を得られることを明らかにすることができた。このように、歩道の環境整備や健康情報の提供といった健康増進政策は徳島都市圏住民の身体活動量増進につながることが示唆された。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 47 (3), 781-786, 2012

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (27)*注記

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