中国上海市における外国人居留地の歴史的景観キャラクタライゼーションに関する研究

宮脇 勝, 唐 圻亮

doi:10.11361/journalcpij.49.25

書誌事項

タイトル別名

A Study on the Historic Landscape Characterisation of the Foreign Settlement in Shanghai, China
中国上海市における外国人居留地の歴史的景観キャラクタライゼーションに関する研究 : イギリス人居留地を対象として
チュウゴクシャンハイシニオケルガイコクジンキョリュウチノレキシテキケイカンキャラクタライゼーションニカンスルケンキュウ : イギリスジンキョリュウチオタイショウトシテ
A Case Study of Unchanged Landscape Characters in the British Settlement
イギリス人居留地を対象として

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説明

本研究は、上海のイギリス人居留地を取り上げ、道路、街区、建造物の形成年代を、歴史的景観キャラクタライゼーションを用いて特定している。結論で、1）道路について、1855年以前に形成された歴史的道路が約44％を占め、1917年までに形成された道路が全体の約98％残されていることがわかった。2）街区について、最も古い1855年以前に形成された街区は15街区あり、戦前の1932年以前に形成された歴史的街区は、151街区中134街区と、極めて高い割合で歴史的街区が残っていることがわかった。3）1932年以前に形成された道路と街区の総計は、約90％を占め、イギリス人居留地は、歴史的価値が高いエリアと言える。4）建造物について、現地調査した130棟のうち、1900年以前に形成された最も古い建造物は10棟あった。また、最も多く残っている年代は1921年～1930年の40棟であることがわかった。

収録刊行物

都市計画論文集

都市計画論文集 49 (1), 25-32, 2014

公益社団法人日本都市計画学会

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